牧田総合病院

内科系

総合内科

『総合内科って何?』と思われる方はまだ多いのではないでしょうか。
まず自分がどの科に行っていいのかわからない患者さんは意外と多いのです。
何となく体調が悪い、疲れやすい、いろいろな症状を抱えていらっしゃる方など、多疾患にまたがるケースもよくあります。
そういった方々がまずかかる科が総合内科です。

総合内科では、どういった検査や治療が必要かを鑑別していきます。問診がきちんとできれば約70%の診断がつくと言われており、他科にまでまたがって広い視野で幅広く病気を診ることを心がけております。

循環器内科

循環器内科では主に、心臓病や本態性・二次性高血圧症などを診ていますが、特に不整脈や、狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患、心不全などを中心に診療しています。
不整脈においては、その重症度の診断後、頻脈性は主に抗不整脈薬による治療を、また徐脈性は必要に応じ、恒久的ペースメーカーの植え込みを施行しています。
虚血性心疾患では、心臓超音波、ホルター心電図、トレッドミル負荷心電図、負荷心筋シンチグラムなどの非観血的検査を中心に行います。

消化器内科

消化管、肝胆膵の一般的な疾患を良性、悪性を問わず幅広く診療しています。
外科との違いはいわゆる手術を行わないことです。内科的には肝炎、膵炎、潰瘍性大腸炎、放射線治療や抗癌剤治療を対象とした進行癌の患者様が多いです。
消化器内科では、外科手術を除く特殊治療を幅広く行っています。

呼吸器内科

呼吸器内科では、肺や気管支の疾患を中心に診療を行っています。
咳が1か月以上続く、痰や血痰が出る、労作時の息切れや喘鳴、合わせて胸痛、微熱、体重減少のある場合には、肺炎、気管支喘息、肺結核、慢性閉塞性肺疾患、肺癌などの呼吸器疾患にかかっていることも少なくありません。
呼吸器内科で胸部レントゲンや胸部CT写真、呼吸機能検査などの検査を行いますので、受診してください。
呼吸器内科で対象としている主な疾患は、肺炎、気管支喘息、肺気腫や慢性気管支炎などの慢性閉塞性肺疾患、胸膜炎などです。
気管支喘には吸入ステロイド薬を中心とした抗炎症治療による管理を行います。
慢性呼吸不全に対する在宅酸素療法にも対応しています。
睡眠時無呼吸症候群については簡易検査のみ行っています。

糖尿病内科

糖尿病は自覚症状が無いために治療をしないでおくと、糖尿病による合併症で失明したり腎不全から透析が必要になったり、また足の壊死をおこして切断をしなければならないなど重大な症状を引き起こす病気です。
健康診断などで糖尿病の疑いを指摘されましたら、早めのご受診をお勧め致します。

腎臓内科

腎臓病は、放置した場合には腎不全や透析になる場合もある恐ろしい病気です。 主な症状は、むくみ、血圧上昇、息切れ、食欲低下などですが、自覚症状が乏しいために発見が遅れてしまいやすく、注意が必要です。
慢性的に腎臓に病気がある状態を慢性腎臓病(CKD)と呼びます。このCKD患者は日本に1300万人以上(8人に1人の割合です!)いると言われています。またCKD患者はただ腎臓が悪い分けではなく、心臓病や脳卒中になる確率がかなり増加します。

ご不安があるようでしたら、是非腎臓内科を受診してください。
専門医が診察をさせていただき、腎生検を含めた精密検査を行って適切な診断・治療を行なわせて頂きます。

内分泌代謝科

内分泌代謝疾患は、ホルモンの異常によって起こる病気です。ホルモンとは、生命を維持し、消化吸収、循環、呼吸、免疫、代謝など、からだの調節を行うために、いろいろな臓器から分泌されている物質です。
内分泌内科では、主に、甲状腺機能異常、高血圧、肥満、高脂血症を診療しています。
発汗、暑がり、体重減少、動悸、息切れ、手指のふるえ、軟便などの代謝亢進症状、逆に、寒がり、無気力、むくみ、便秘、脈拍低下など代謝低下の症状が出現した場合は、甲状腺機能異常の場合がありますので、受診してください。

神経内科

神経内科とは主として神経(中枢神経、末梢神経、自律神経)および筋肉の疾患で手術の対象にならない疾患を扱う科です。
心療内科、神経科(精神科)とよく混同されるようですが、心あるいは精神の病気やいわゆる自律神経失調症は専門ではありません。

扱う病気は、いわゆる神経難病と言われる病気で、パーキンソン病(症候群)、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症、末梢神経疾患、筋疾患などです。

血液内科

血液内科とは、白血球・赤血球・血小板といった血液細胞を作っている骨髄の異常、リンパ節腫大、出血を止める働きの異常を扱う科です。

血液内科で扱う疾患としては、急性白血病、慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発生骨髄腫、溶血性貧血、再生不良性貧血、特発性血小板減少性紫斑病などがあります。

血液内科で扱う疾患の多くは悪性疾患や難病が多く、専門的な検査や治療を必要とする場合には他の病院(東京都済生会中央病院など)にご紹介し、円滑に治療を引き継いでおります。

精神科

当院に2015年10月より精神科が開設されました。
精神科受診患者数は近年増加し、ありふれた疾患です。また「5大疾病」に位置づけられるなど、精神科治療の重要性が再認識されていると思います。
当院の精神科では、成人を対象とした精神医療を実施しています。
また、入院中に不眠や不安、抑うつ、不穏などの精神症状が発生し、本来の身体疾患の治療が滞ってしまうことは少なくありません。そのような場合に内科や外 科などの各診療科医師やスタッフと協力し、チーム医療の一環として心身両面からの回復のサポートが出来るように、入院中の患者さんを対象にリエゾン*・コ ンサルテーション活動(*リエゾンliaisonは「連携」と意味するフランス語)を行います。
さまざまな疾患をお持ちの患者さんの身体状況、心理的側面、環境面を考慮しながら精神科的診断を行い、薬物療法に関しては作用や有害事象のリスクなどを患者さんに十分説明した上で治療します。