健康診断受診者さまへ 人間ドック健診センター

ピンクリボンを知っていますか?

ピンクリボンは、アメリカの乳がんで亡くなられた患者さんの家族が、「このような悲劇が繰り返されないように」との願いを込めて作ったリボンからスタートした、乳がんに関する啓発運動のシンボルマークです。

10月はピンクリボン月間です。そこで、3回にわたって乳がん関連の情報をお届けします♪
第1回のテーマは「ブレスト・アウェアネスとは?」です。みなさんはこの言葉をご存知ですか?

ブレスト・アウェアネスとは?

ブレスト・アウェアネスとは、「乳房を意識する生活習慣」のことです。
乳がんは自覚症状を認めることにより、発見される場合があります。
そのため、乳がんの罹患率が増えはじめる30歳代からは、ブレスト・アウェアネスを生活習慣に取り入れ、乳がんの早期発見、早期治療につなげましょう。

乳がんの罹患者数のグラフ

ブレスト・アウェアネスの4つのポイント

1.乳房の状態を知る

乳房を見て、触って、変化を感じることが重要です。
着替えや入浴中、寝る前等のタイミングに、乳房を意識する習慣をつけましょう。
月経周期による変化を知ることも重要です。

乳房のセルフチェック

2.乳房の変化に気をつける

特に気をつけなければいけない乳房の変化は以下のとおりです。

乳房の腫瘤新たにしこりを見つけたり、しこりが硬くなったと感じたら、医療機関を受診しましょう。(良性の場合もあります。)
乳頭分泌乳頭から黒い赤色や褐色の異常分泌があった場合は、医療機関を受診しましょう。
乳頭や乳輪のびらん乳頭や乳輪の皮膚のただれやびらんは皮膚の病気の可能性もありますが、乳がんの早期の症状の場合もあります。医療機関を受診しましょう。
皮膚の凹みや引きつれ乳房の皮膚に凹みや引きつれを感じたら、医療機関を受診しましょう。
乳房痛乳房の痛みは乳腺症(良性病変)が原因のこともありますが、乳がんの症状の場合もあります。医療機関を受診しましょう。

3.変化に気づいたら、医療機関で診察を受ける

乳房の変化のすべてが乳がんの症状とは限りませんが、乳がんの早期の症状の可能性もあるため、なるべく早く、乳腺専門医のいる医療機関で診察を受けましょう。

医療機関を受診する女性

4.40歳になったら、2年に1回乳がん検診を受診する

40歳以降は、2年に1回、定期的に乳がん検診(マンモグラフィ検査)を受けましょう。検診では、まだ自覚症状として現れない、小さながんを発見することが可能です。

乳がん検診を受ける女性
【転載】

大田区 健康政策部 健康づくり課
「あなたと乳がん検診とブレスト・アウェアネス」より抜粋・転載しております。

大田区・品川区 がん検診情報

■大田区がん検診については、こちらをご覧ください。

令和6年度大田区乳がん検診

対象者40歳以上の女性
検診内容質問
マンモグラフィ検査(乳房エックス線検査)
視触診(任意項目)
自己負担額500円
受診間隔2年に1回

詳細は大田区ホームページをご覧ください。

お知らせ

令和6年度より、国の指針に基づき乳がん検診の受診間隔が2年に1回となります。令和5年度に大田区の乳がん検診を受診した方は、令和6年度は受診できません。

■品川区がん検診については、こちらをご覧ください。