患者さんへ 牧田リハビリテーション病院

皆様、新年明けましておめでとうございます。

当病院は開設後12年、牧田総合病院蒲田分院から牧田リハビリテーション病院へ名称を変更してから約4年が経過しました。現在120床の回復期リハビリ病棟と60床の療養型病棟で運営しています。別館1階には、城南地区にあるリハビリ病院で最大規模の約500mの大きなリハビリ訓練室があります。また、積極的に新しい訓練・治療機器(歩行訓練ロボット、天井走行式リフター、電気刺激療装置、拡散型圧力波など)を導入してリハビリ治療を行っています。

常勤医は牧田総合病院に比べれば少ないですが、療法士(PT、OT、ST)は約90名存在します。入院治療だけでなく、訪問診療、訪問看護ステーション(訪問看護・訪問リハ)、居宅介護支援センター(ケアマネ)部門があり、在宅患者の診療・介護・リハビリも行っています。回復期リハビリ病棟の50%が脳血管等疾患(脳卒中など)、45%が運動器疾患(大腿骨近位部骨折など)、5%が廃用(肺炎後など)の患者さんです。75%が牧田総合病院から、25%が他院からの患者さんです。病床利用率は、回復期リハビリ病棟、療養型病棟とも98%以上を維持しています。昨年より痛みの治療とニューロモデュレーションセンター(外来)を開始しました。

当院は回復期、生活期(維持期)の医療・リハビリ、在宅医療、介護を担う病院です。地域の中核病院である牧田総合病院とは、密接に連携(ベッドコントロール、回復期・在宅へのシームレスな移行、急変時の転送など)しています。安全、安心なリハビリ医療と快適な療養生活を送ることが出来るよう、質の高いサービスを提供できるよう努めています。これからも回復期・生活期の地域医療に貢献してまいります。

牧田リハビリテーション病院 院長 猪飼哲夫