ブログ 大森牧田クリニック

少しずつ暖かい日が多くなり、春の足音が近づいてきていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
大森牧田クリニック整形外科リハビリテーションセンターでは、あらたに理学療法士の仲間が一名加わり、運動療法(身体を動かし症状の軽減や機能の回復を目指す療法)をより充実させております。

当クリニックの運動療法では、理学療法士と柔道整復師の国家資格を持ったスタッフが、施術を行っております。
今回はそれぞれの資格の違いについて紹介させていただきます!

理学療法士(PT)とは?

リハビリテーションの専門家で、ケガや手術などによって、身体機能が低下した人に対して、動作練習や歩行訓練による回復、維持、向上を図るのが仕事です。
医師から依頼された理学療法の内容を確認し、個人の症状やケガのステージに合わせて目標を設定し計画的に社会生活への復帰をサポートします。
理学療法士は、関節可動域の拡大、筋力強化、麻痺の回復、痛みの軽減など運動機能に直接働きかける治療法から、動作練習や歩行練習などの能力向上を目指す治療法まで、医学的リハビリテーション全般に対応します。

柔道整復師とは?

外傷の治療の専門家で、骨折や捻挫、打撲、脱臼などの外傷に対して、外科的な処置や機械を使わず、手技を用いて元の正常な状態に戻す施術を行います。
捻挫や打撲、挫傷(肉離れを含む)については医師の同意なしで施術ができます(当クリニックでは必ず医師の指示のもと施術を行います)が、骨折、脱臼を継続的に治療するためには、患者様が医師の診察を受けて医師から同意を得る必要があります。ただし、応急処置を行う場合は必要ありません。
また、肩・腰・膝などの慢性的な疼痛に対しても施術を行い、日常生活動作の改善に向けて指導していきます。

治療の過程は4つに分かれます。

➀評価
患者様の症状を聞き、状態を把握しながら直接触れて診断を行い、治療方針を決定します。
②整復
骨折による骨の損傷、脱臼、捻挫時の関節のずれなどを手技により正常な状態に戻します。
③固定
骨折・脱臼・筋腱の損傷・打撲などの外傷に対して、患部の治癒の促進、再転位の防止、痛みの緩和を目的とし、包帯やギブス、テーピングなど症状に合わせた固定材料を用いて固定します。
④後療法
損傷部位の治癒の促進や固定除去後の機能回復を目的に、手技療法、運動療法、物理療法を行います。関節可動域の拡大、筋力強化やストレッチなど早期に正常な運動機能を取り戻すために行います。

♦まとめ
理学療法士も柔道整復師も、「患者様の身体の調子を整える」という部分では大きな違いはありません。
当クリニックは、それぞれの資格をもったスタッフが愛情・親切・丁寧をモットーに対応させていただきます。身体の調子が悪いなと感じられたらぜひ、大森牧田クリニックへご来院ください。

大森牧田クリニック 広報委員