患者さんへ 牧田リハビリテーション病院

新年明けましておめでとうございます。

牧田リハビリテーション病院は、大森にあった旧牧田総合病院に併設されていた、回復期リハビリテーション病棟と医療型療養病棟を2013年1月に蒲田に移転して開院した病院(当時、牧田総合病院分院)で、開設後11年が経過しました。

その後2021年5月に牧田総合病院が大森から蒲田に移転した際に、牧田リハビリテーション病院へ名称を変更して、現在120床の回復期リハビリ病棟と60床の療養型病棟で運営しています。別館1階には、城南地区にあるリハビリ病院で最大規模の約500mの大きなリハビリ訓練室があります。また当院は、積極的に新しい訓練機器(歩行訓練ロボット、天井走行式リフター、電気刺激療法など)を導入してリハビリ治療を行っています。

昨年度、回復期リハビリ病棟の51%が脳血管等疾患(脳卒中など)、42%が運動器疾患(大腿骨近位部骨折など)、7%が廃用(肺炎後など)の患者様でした。また、入院患者の70%が牧田総合病院から、30%が他院からの患者様で、病床利用率は98%以上を維持しています。

訪問診療は、2014年に診療を開始し、2015年機能強化型在宅療養支援病院となりました。ご自宅や施設で安心して療養できるように365日24時間体制にて対応しています。また当院には、訪問看護ステーション、居宅介護支援センターを併設しています。

牧田総合病院は急性期・予防医療を行う病院、牧田リハビリ病院は回復期、生活期(維持期)の医療・リハビリ、在宅医療、介護を担う病院として、機能分化を図っています。地域の中核病院である牧田総合病院とは、密接に連携(ベッドコントロール、回復期・在宅へのシームレスな移行、胃瘻造設、急変時の転送など)しています。安全、安心なリハビリ医療と快適な療養生活を送ることが出来るよう、質の高いサービスを提供できるよう努めています。仁医会のVISIONである『すべての人に安心を』に基づき、これからも回復期・生活期の地域医療に貢献してまいります。

今年もどうぞ宜しくお願い致します。

2024年1月1日

牧田リハビリテーション病院 院長 猪飼哲夫