褥瘡(じょくそう)とは

床ずれとも呼ばれます。私たちは眠っている時、無意識のうちに「寝返り」をうっています。しかし、自分で寝返りがうてないと、同じ部分に圧迫が加わり、血流が悪くなります。この状態が長時間続くと酸素や栄養が行き渡らなくなり、皮膚やその下の組織が傷ついてしまいます。これが「褥瘡」です。
褥瘡対策委員会では、患者さんが安心・安全に入院生活を送れるように、多職種が協働して褥瘡対策に取り組んでいます。

褥瘡対策委員会メンバー

役職人数
医師2名
皮膚・排泄ケア認定看護師2名
看護師17名
薬剤師
理学療法士
栄養士各1名
臨床工学技士
医事管理部

※褥瘡対策委員会を月に1回開催し、院内の褥瘡発生率や有病率、褥瘡対策における問題点などを話し合っています。

活動内容

  • 皮膚科・形成外科医師、看護師、薬剤師等で毎週褥瘡回診を行い、変化する褥瘡の評価と治療を行っています。
  • 適切な体圧分散寝具の使用と管理、ポジショニング、スキンケアなどの予防対策に取り組んでいます。
  • 褥瘡発生リスクの高い患者さんには予防を、褥瘡のある患者さんにはより改善できるよう、皮膚・排泄ケア認定看護師、病棟看護師、理学療法士、栄養士がタイムリーに連携して対策を行っています。
  • 毎年1~2回、研修会を開催しています。また、褥瘡対策委員会のメンバーは日本褥瘡学会や各種院外研修会に参加し、新しい情報の収集と自分自身のスキルアップに努めています。