ブログ 牧田総合病院

当院では安全に手術を受けていただくため、麻酔の種類によって飲んでいるお薬が中止になることがあります。

中止になる可能性があるお薬をご紹介します。

  • 抗血小板薬(例:アスピリン、クロピドグレル、シロスタゾール、イコサペント酸エチル、ベラプロストなど)
  • 抗凝固薬(例:ワルファリン、ダビガトランエテキシラート、リバーロキサバン、エドキサバン、アピキサバンなど)
理由:出血のリスクが高まるため

  • ビグアナイド類の糖尿病治療薬(例:メトホルミン、ブホルミン)
  • SGLT-2阻害薬の糖尿病治療薬(例:ダパグリフロジン、カナグリフロジン、エンパグリフロジンなど)
理由:乳酸アシドーシス・ケトアシドーシスが生じる恐れがあるため

乳酸アシドーシスとは:血中の乳酸の数値が上昇し、酸性となり、意識障害や昏睡などに至る致死率が高い疾患です。

ケトアシドーシス:血中のケトンの数値が上昇し、酸性となり、意識障害や昏睡などに至る疾患です。

これら以外にも該当するお薬があるため詳しくはこちらをご参照ください。

当院で手術前に中止を考慮するお薬の一覧表です

主治医や麻酔科医の判断により一覧表に記載がないお薬でも中止となる可能性・中止とならずに継続となる場合もあります。

広報委員 薬剤部 K