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錠剤やカプセル剤、こなぐすり、みずぐすりなどの飲み薬のことです。
錠剤・カプセル剤は包装から取り出してから飲みましょう。そのまま飲んではいけません。包装のまま飲むと食道粘膜を傷つけることもあり、たいへん危険です。
また、包装から取り出すときは、指を傷つけないように注意し、1回に飲む量だけにしましょう。
飲み薬ではありません。体の特定の場所に、ぬったり、はったりする薬です。
飲み忘れた場合は、次の指示された時刻に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
飲み忘れた場合は、気付いた日の翌朝に1錠を飲んでください(飲み方はいつもと一緒です)。次からは、決められた曜日の朝に飲んでください。ただし決して2回分を一度に飲んではいけません。
食事の直後に飲み忘れてしまった場合は、食後30分以内であればすぐに飲んでください。ただし、30分以上過ぎてしまった場合には、1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
飲み忘れた場合は、食事中や食事の直後に気がついた時にすぐに飲んでください。それ以外の場合には、飲まずに、次の食事の前に飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
飲み忘れた分は、飛ばして問題ありません。翌週から通常通り飲んで下さい。症状が安定している場合、1週間飛ばしても効果減弱はないと言われています。
飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合 は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
1つ目を使用してから、5分以上の間隔をあけて次の目薬を使用してください。すぐに次の目薬を使用すると、最初に使用した目薬は、後に使用した目薬の液によって洗い流されてしまいます。
2種類以上の目薬を使用する場合、医師の指示が出ている場合はそれに従ってください。特に指示が無い場合は、一般的に次の順序で使用して下さい。
容器に記載されている使用期限は開封前の期限です。
開封後は、汚染の危険性があり、医師から処方される目薬(多くは2.5~5mL)では約1ヶ月、容器の大きい市販の目薬では約3ヶ月が開封後の使用期限の目安です。
また、開封後1ヶ月以内であっても、目薬の中に浮遊物や濁りがあるものは、使用しないでください。
軟膏とクリームの違いはクリームには水が含まれていて、油ときれいに混ざっていることです。軟膏には水が含まれていません。クリームが軟膏に比べて塗りやすく、べたつかないのも水が含まれているからです。クリームは軟膏に比べ吸収されやすくなっています。そのため、クリームの方が早く効果が出ますが、軟膏に比べ汗で流れやすい欠点もあります。夏などべたつきが強く感じられる場合など、使用感を考慮して軟膏からクリームに変える場合もあります。ただし、薬の名前に『~軟膏』と書いてあっても、クリームであることもあります。
最近では1FTU(finger tip unit)という単位を用いて軟膏やクリームの塗る量を説明されることが多くなりました。これは人差し指の先端から第一関節までチューブから絞り出した量が約0.5gで、両方の手のひらに塗る量に相当するという塗り方です。この場合、絞り出した量が約0.5gになるのは25gや50gの大きいチューブです。5gのチューブでは人差し指の先端から第一関節までを2回絞り出した量が約0.5gとなります。1FTUを用いた塗る量は少し多いなと感じると思いますが、軟膏やクリームはたっぷり塗ることで十分な効果が得られます。逆に、塗る量が少なすぎると十分な効果が得られず、長期間塗らないと病気が治らないことがあります。なお、1FTUは本来ステロイドの軟膏やクリームを塗る時の量です。軟膏やクリームによっては塗る量が制限されている薬もあるので注意して下さい。不明な場合は必ず医師や薬剤師に訊いてから塗って下さい。
軟膏やクリームの使用期限は数年間ととても長く使用することが可能です。正確な使用期限は軟膏やクリームのチューブを良く見るとキャップと反対の方に書いてあります。稀に記号で書かれている場合もありますが、その場合は薬剤師に訊いて下さい。このように長期間使用可能な軟膏やクリームも使用方法によっては長期間使えない場合があります。例えば、塗る時にチューブの先端を直接患部につけて絞り出したりすると、細菌がチューブの先端に残り、汚染されて使用できなくなることがあります。また、2種類以上の軟膏やクリームを混合して使用する場合も、衛生面だけでなく分離などの問題が起こることがあります。この場合も薬剤師に訊いて下さい。
使用前にはしっかりと手を洗って清潔にした後、指などに絞り出してから患部に塗って下さい。綿棒などでチューブから取って塗ると、より衛生的で長期間使用できます。
軟膏やクリームは長期間使用可能ですが、正しく保存しないと使用期限まで使用できないことがあります。特に、温度や光などの影響を受けやすい軟膏やクリームが多いので注意して下さい。軟膏やクリームの保存温度は大部分が『室温保存』です。室温保存とは正確には1℃~30℃の範囲内で保存することです。夏場など30℃と超える場合には冷蔵庫などに保存して下さい。ただし、0℃以下に保存すると凍結して使用できなくなる軟膏やクリームもあるので、冷蔵庫内の温度を確認し、冷気の吹き出し口などを避けて保存して下さい。夏に車内に放置した軟膏やクリームは溶けてしまい使用できなくなるので、放置しないようにして下さい。一度溶けた軟膏やクリームは冷やした後に硬くなっても、同じ効果が得られない場合があるので使用しないで下さい。軟膏やクリームは薬局などでもらう場合、必ず薬の袋などに使用方法以外にも保存方法が書いてあるので、きちんと読んで正しく保存して下さい。薬の袋から出して使っていると使用方法や保存方法が判らなくなるので、必ず使用後は袋に戻して保存して下さい。
参考:公益社団法人 日本皮膚科学会