先輩の声

先輩OTの声

髙橋 由紀  入職年月:2005年4月
卒業学校:北里大学 医療衛生学部 作業療法専攻
所属:リハビリテーション部 
職種:作業療法士
Q1 作業療法士を目指したきっかけ
A1 文系の大学を卒業後フリーのビデオジャーナリストとして、ニュースの特集用に社会問題を取材する仕事をしていました。当時自分のテーマは「病気や障害、貧困、差別、マイノリティー」であり、問題そのものを解決するには取材するよりも現場で実際に支援をする方がよいと気づき、医療・福祉職をすべて調べました。
「作業療法士」はその名のとおり、人間の行うすべての「作業」について、病気や障害などで失われたものを再獲得し、その人が臨むような生活を再建するために尽くす仕事と知り、自分の行いたいことはこれだと気づきました。25歳で北里大学に入学し、29歳で作業療法士の免許を取得しました。
Q2 牧田総合病院に入職を決めた理由
A2 急性期から在宅まで地域のニーズに応えようとしてサービスを展開している法人であることと、自分の実家の近くであることから、職員として働きながら、地域住民としても、自分の住む地域の医療・福祉を支え、構築してゆく一助になりたいと考えたからです。また、面接で当時の部長がとてもフランクで親しみやすかったことも印象深いです。
Q3 現在はどんな仕事をしていますか?
A3

作業療法課の主任としては後輩たちをまとめるお手伝いをしています。
作業療法士としては、主に外来での治療に加え、H28年から「就労・社会参加支援担当」として病気や障害をきっかけとして仕事や、社会参加が困難になった方々の相談や支援を行わせていただいています。区外からも問い合わせがあり、反響があることがありがたいです。
障害者職業生活相談員として当院の障害者雇用のお手伝いも勉強させていただいています。病院という専門性を問われる場での雇用はなかなか難しいとこともありますが、社会医療法人としてやるべき義務だと思っております。
今度の作業療法学会でこれらの活動を発表し、様々な意見を得てさらに精度を高めていきたいと思っています。

Q4 牧田で働いて良かったことは何ですか?
A4

先輩、上司、先生方など目上の方々が、いつもきちんと意見を聞いて下さること。たくさん失礼も申しましたがいつも受け止めて関わってくださいました。
スタッフがとにかく家族みたいに暖かいです。

Q5 働いて大変だったことは何ですか?
A5

私たちのできる医療を必要として下さる患者様方がたくさんおられるので、もっともっと勉強をし、能力を上げて励まなければと思います。

Q6 仕事をする上での心掛け
A6

職務の前に「人道」ということを、いつも胸の深くに意識するようにしています。仕事としては、私の業務ではないと割り切らなければならない場面もあります。けれど「人」を相手にしている仕事なので、自分の仕事ではなくても、困っている方がいれば、可能な限り手を広げて関わる必要があると感じています。自分自身が人として心の底から納得できるような関わりを目指したいと考えています。

Q7 やりがいを感じるとき
A7

困っている患者様を助ける新しい方法が見つかり、患者様が良い方向に変わったときです。
自分の苦労を顧みず、患者様のために尽力してくださる仲間が増えたときです。自分のやり方を通すと、どうしても仕事が増えてしまうのですが、私の意見に賛同し協力してくれる同僚・後輩がいると、私の考えが間違っていなかった、良かったんだなと救われる思いがします。

Q8 得意な仕事分野、自分の強み
A8

得意はありません。強いて言うなら諦めないことが得意です。得意としたいところは高次脳機能障害を持つ方の就労に向けた支援のノウハウやネットワーク作りです。
強みは院外の医療・福祉・地域の方々に図々しく協力を求めることができる所です。病気・怪我で後遺症があり社会に出にくい人が、再び社会に出られるようにすることは、非常に難しいことです。自分1人が専門性を持っていたところで太刀打ちできないぐらい社会や現実は厳しいです。ですが、地域とのネットワークを作って社会を少しでも変え、地域の支援機関で仲間を増やすことで、社会復帰をしやすい環境を作ることにこだわって粘り強く活動できることが強みだと思っています。

Q9 これからどのような作業療法士を目指すのか
A9 病気や障害(特に高次脳機能障害)を持つ方が、家庭や地域の福祉施設や会社などで、適切に理解やサポートを受けて暮らせるよう、医療機関と社会生活の橋渡しを強化していきたいです。
OTとしての専門性を活かし医学的な目線から、個々の患者さんの症状に合わせた社会支援を訴え、行政・社会を動かせるようなOTになりたいです。
Q10 座右の銘
A10 愛情・親切・丁寧
どんなに忙しくても疲れていても、これだけは忘れないようにしています。自分を見失いかけた時に、この牧田の理念を思い返しています。
Q11 未来の後輩への一言
A11 すごくやりがいのある現場です。まずは見にきてください。
インタビュアーの独り言

サンリオグッズを身につけ、チョークスリーパーを得意技とする髙橋さん。まさに弱者の味方です。このような方が同じ病院にいたとは驚きました。就労・社会参加支援担当、障害者職業生活相談員という作業療法士という枠組みを飛び出して活躍する姿に脱帽です。そしてそれを支えてくれる上司、同僚、後輩への感謝の念も忘れていません。
今回のインタビューを終えて、私自身も医療人の端くれとして何をすべきかと考えさせられました。

求人情報
インターンシップ
先輩たちの声
福利厚生
関連ページ